競輪の結果をまとめるところ

レース番号レース種別 半周ラップ(一周ラップ) 1着決まり手 2着決まり手 3着決まり手 J選手着 H選手着 B選手着 自分が使うときにまとめる。なんの責任もとりません。

大宮競輪場 第16回アサヒビール杯争奪戦 FⅡ

●初日
1R A級チ予 18.9-15.4-15.9(18.9-31.3=50.2) 追 差 乗 / 6 6
2R A級チ予 19.7-16.1-15.0(19.7-31.1=50.8) 捲 差 乗 / 7 7
3R A級チ予 19.7-14.9-15.7(19.7-30.6=50.3) 差 先 流 / 2 2
4R A級チ予 23.1-15.3-15.4(23.1-30.7=53.8) 差 先 捲 / 4 2
5R A級チ予 16.4-16.0-15.7(16.4-31.7=48.1) 差 捲 先 7 3 2
6R A級予選 20.2-15.5-15.0(20.2-30.5=50.7) 捲 逃 追 / 2 2
7R A級予選 18.6-15.2-15.1(18.6-30.3=48.9) 差 追 追 / 9 4
8R A級予選 19.1-15.7-15.0(19.1-30.7=49.8) 差 追 差 / 5 5
9R A級予選 18.1-14.8-15.3(18.1-30.1=48.2) 捲 追 追 9 8 1
10R A級予選 17.7-14.8-15.3(17.7-30.1=47.8) 差 追 差 / 6 6

酒場でのこと(1)~百花繚乱(本八幡)

 琥珀色などとさも美しく形容しては、その酒の素晴らしさは伝わらない。グラスの7分目まで注がれたそれに、炭酸の小瓶をめいいっぱい注ぐ。口をつけると、まずは甲類焼酎のおもいっきり安いやつ、あの苦みが一瞬だけ鼻を突くが、黄色の素に配合された、別種の苦みがそれを上書きしてくれる。浮かべられたレモンスライスが爽やかな後味を生み、口腔内の脂を洗い流す。これこそ、船橋の酒飲みにとっての超メジャー、船橋加賀屋本店が誇った特製ハイボールである。

 私はこのハイボールが好きだった。なんといっても、1杯240円だ。どう考えてもまともな焼酎など使っておらず、それが滅法濃いものだから恐ろしく響く酔い方をする。だが、この店の美味いモツ焼きや煮込みにはこの味でなくてはならない。友人知人と船橋で飲もうというときには、私はいつも加賀屋へ向かった。最初の1杯目はラガーの大瓶、スタミナ焼きと煮込みにコーンバターなど定番のつまみを並べたあと、「ボール」を頼む。そして、それはなんだと聞く彼らに、船橋ではこいつが最高なんだと誇ってみせたものだった。

 ところが、そんな加賀屋のハイボールが変わってしまうという話が出た。あれよという間に、店内にも「炭酸付きハイボール」終了のお知らせが貼られる。それまでは野中食品工業「DRINK Nippon」ブランドの炭酸で客が各自割っていたものを、店側で予め調製して出すことにしたという。それはかまわないのだが、その際焼酎と黄色の素の割合を大幅に減らし、ごく薄めで提供されるようになり味わいがまったく変わってしまった。飲みやすさはこちらの方が上であるし、焼酎も改善されたのか悪酔いすることもない。目潰しハイボールの悪名は返上だ。だが、あの強烈なパンチと魅力が失われてしまったことは、あまりに残念なことだった。

 それから暫くして、本八幡にあのハイボールを飲ませる店が出来たという。その店の店主は船橋加賀屋で働いていた方で、店名は百花繚乱というらしい。駅近くの、巨大な日高屋が1階にあるビルの地下、広々とした店内で、私は数ヶ月ぶりに「繚乱ハイボール」と名を変えたあの酒をいただいた。刺身も旨く、ラムを串焼きにしたようなのも気に入った――このハイボールは、癖のある脂によく合う――。それからはなるべく通うようにしたが、元はゲームセンターだったという店内はいつも空いていた。船橋時代の客は細々と流れてはいたようだが、太い潮流にはほど遠い。「安くてしっかり酔える店」という看板に偽りはなかったのだが、本八幡は北口が飲み食いのメインストリートで、南側はそれほどでもないこともあったのかもしれない。

 6月、久々に百花繚乱に顔を出した。テーブル席は3つ4つ埋まっていたが、盛況とはほど遠い。カウンター席には、私のほかに先客が1人いた。船橋加賀屋の客だったらしく、なにやら店主と話している。「船橋はね、つまらなくなっちゃったよ。こっちの方が落ち着くね」店主は答えた。「でも、皆さんなんだかんだで気になって行っているんじゃないですか」インターネット上のクチコミサイトに、百花繚乱の閉店情報が更新されたことに気付いたのは、それから1週間ほど経ってからのこと。記載された閉店の日付は、私が最後に行ったあの日の翌日だった。

 元の従業員が、古巣の商品をそのまま持ち込んで向こうで商売を張ろうというのだから、なにか確執のようなものがあっただろうことは想像に難くない。とはいえ、あの強烈に酔えるハイボールより軽い酒が時代の主流なのは仕方がないことであり、理屈の上では私も理解できる話である。変わらない価値を愛する者、変えていくことを求める者、それぞれの立場があるだろうが、店主の言葉はなにを思ってのものだったのか。

 ともあれ、あれだけ愛されたハイボールを、飲ませようという人はもういなくなってしまった。あれを飲みたいという者も、これからは減っていくだけである。

f:id:glay222:20170815000816j:plain

船橋加賀屋本店にて、特製ハイボール(2016.10.28)

f:id:glay222:20170815000948j:plain

f:id:glay222:20170815000927j:plain

野中食品工業は小岩の会社。瓶は返却する。(2016.10.28)

f:id:glay222:20170815001200j:plain

繚乱ハイボール(2017.6.14)

f:id:glay222:20170815001250j:plain

百花繚乱のメニューは、船橋加賀屋と共通のものが多かった。このスタミナ焼きもそのひとつだが、味わいはこちらはよりニンニクが強め。(2017.6.14)

f:id:glay222:20170815001357j:plain

アジの刺身。たしか500円だったはず。(2017.2.9)

f:id:glay222:20170815001457j:plain

f:id:glay222:20170815001514j:plain

閉店後に撮影。(2017.7.6)

いわき平競輪場 オールスター競輪 GⅠ

●初日
1R S級一予 14.3-11.8-11.5-12.0(26.1-23.5=49.6) 追 追 追 5 9 4
2R S級一予 15.5-11.6-11.4-12.0(27.1-23.4=50.5) 追 追 差 9 9 7
3R S級一予 15.7-11.6-11.4-11.9(27.3-23.3=50.6) 差 差 追 4 5 5
4R S級一予 15.4-11.7-12.0-11.9(27.1-23.9=51.0) 捲 捲 乗 8 8 8
5R S級一予 15.5-12.7-11.6-12.0(28.2-23.6=51.8) 追 追 逃 3 3 3
6R S級一予 16.1-12.0-11.5-12.2(28.1-23.7=51.8) 追 乗 差 1 6 6
7R S級一予 15.2-11.9-10.9-11.4(27.1-22.3=49.4) 先 差 先 3 3 1
8R S級一予 13.3-12.1-12.3-11.7(25.4-24.0=49.4) 差 捲 乗 9 9 2
9R S級一予 16.0-13.4-11.0-12.0(29.4-23.0=52.4) 捲 差 追 / 7 5
10R S級一予 13.6-11.9-11.7-11.6(25.5-23.3=48.8) 捲 追 捲 9 9 1
11R S級ドリ 15.3-12.1-11.8-11.3(27.4-23.1=50.5) 捲 乗 差 7 7 7

千葉競輪場 オッズパーク杯 FⅡ

●初日
1R A級チ予 20.4-17.0-15.5(20.4-32.5=52.9) 差 追 逃 / 3 3
2R A級チ予 20.2-15.8-15.0(20.2-30.8=51.0) 先 先 追 / 1 1
3R A級チ予 19.7-15.3-15.1(19.7-30.4=50.1) 先 捲 マ 7 7 2
4R A級チ予 20.8-15.7-15.0(20.8-30.7=51.5) 先 マ 先 3 3 1
5R A級チ予 19.6-14.6-14.9(19.6-29.5=49.1) 先 先 流 / 2 1
6R L級予1 21.8-16.1-15.9(21.8-32.0=53.8) 差 先 流 / 1 2
7R L級予1 22.8-17.0-15.4(22.8-32.4=55.2) 捲 乗 乗 / 5 1
8R A級予選 18.2-14.0-14.7(18.2-28.7=46.9) 先 マ 差 / 4 1
9R A級予選 19.9-14.6-15.1(19.9-29.7=49.6) 追 差 先 / 7 2
10R A級予選 17.6-14.7-14.7(17.6-29.4=47.0) 差 捲 流 4 8 2
11R A級予選 18.1-15.2-14.3(18.1-29.5=47.6) 捲 追 乗 / 6 5
12R A級初特 17.7-14.4-15.1(17.7-29.5=47.2) 逃 マ 追 / 1 1

取手競輪場 旨い!常陸牛杯 FⅡ

●初日
1R Aチ予選 17.8-14.9-12.2-12.3(32.7-24.5=57.2) 先 マ マ / 7 1
2R Aチ予選 17.1-13.2-13.2-12.4(30.3-25.6=55.9) 逃 マ マ / 1 1
3R Aチ予選 16.8-16.4-14.3-12.2(33.2-26.5=59.7) 逃 マ マ 1 1 1
4R Aチ予選 17.5-14.0-12.9-12.3(31.5-25.2=56.7) 逃 マ マ 1 1 1
5R Aチ予選 16.4-15.8-12.3-11.2(32.2-23.5=55.7) 捲 乗 乗 5 5 1
6R A級予選 13.8-13.2-13.0-12.6(27.0-25.6=52.6) 捲 差 追 5 5 5
7R A級予選 16.3-13.0-12.1-11.6(29.3-23.7=53.0) 捲 乗 乗 6 6 6
8R A級予選 16.6-12.3-12.6-12.0(28.9-24.6=53.5) 捲 乗 乗 8 8 8
9R A級予選 17.2-13.7-12.1-12.2(30.9-24.3=55.2) 先 抜 マ 6 9 1
10R A級予選 17.7-12.6-11.7-11.6(30.3-23.3=53.6) 追 逃 追 2 2 2

【一場目】千葉競輪場

 高校三年間は西千葉に通った。だからついあのころの癖で、駅を出てすぐのロータリーを渡るのに、横断歩道を無視して横切る。お行儀がよろしくないことだ。そこから、左手に千葉大付属幼稚園、それから東京大学の研究所がある通りをまっすぐ進む。道路を挟んだ右手の並びは、おおよそ食い物屋が続いている。そういや、その昔は、蛸千なる盛りのよさが嬉しい粉もの屋があったはずだが。大きなのっぽの古時計のような妙ちくりんな外観をした、そのまま古時計なる名の喫茶店もちょっとした名物だった。たしか婆さんが店主だったが、今は影も形もありはしない。

 交差点を渡り、自衛隊地方協力本部の横を過ぎる。そのまま直進し、和菓子屋袖ヶ浦が正面に見えた交差点を右手へ。そのまま200mほど歩くと、駐車場を囲む絵の禿げた鋼板壁が見えてくる。千葉競輪場の入り口はもうすぐである。最初にこの場へ足を踏み入れてから、もう10年以上の月日が流れた。

 人生に一度しかないらしい高校2年の夏は、端的にいって最低だった。学校には、毎朝休む旨の連絡を入れる。といってやりたいことなど何もないので、だいたいこのころの有り余る時間はインターネットで頭が悪いアニメを観ることと、気が滅入るようなタイプの音楽をヘビーローテーションすることに費やされた。漫画と小説なども、少々は読んでいたように思う。五十嵐隆小高芳太朗滝本竜彦、あとは大槻ケンヂカート・コバーンモリッシーも当然リスペクトしなくちゃね、といった塩梅である。もう何もいわれなくなって久しかったが、それでも家に居づらくなると、適当に電車に乗り続け、カラオケボックスで一人歌って時間を潰した。

 そうこうしているうちに1学期が終了し、いい加減馬鹿らしく、また学費こそ免除だったが修学旅行なる事案のゼニは払わなければならない。なので、ある晴れた日の夕方退学届を貰いにいった。すると、まあ当然なのだが夏休み中とはいえ部活や夏期補講があるのだから、同級生と出くわすではないか。「おい、大丈夫か。すげえやつれてるぞ」「まあ、ね」「どうしたんだ今日は」「退学届を貰おうと思って」そこからのやりとりは覚えていない。

 そんな感じであったから、あの日なぜ高校から10分ほどの場所にある千葉競輪場を訪れる気になったのか。今となっては自分自身でもわからない。飛び石状に思い出されるあの日の千葉競輪場の情景は、あのころの他の毎日と同じように陰鬱だ。打ち棄てられた児童公園にでもありそうなモニュメント時計、千葉公園から聞こえてくる蝉の声、観客のまばらな灰色のスタンド、口数少ない客たち、すっかり曇ったアクリル板の向こう側で走る、ルーレットの珠みたいな選手たちの姿……

 4コーナーのあたりだったと思うが、小汚い爺さんが壁に寄りかかるようにして座り込んでいた。入場料を払っているとはいえ、今でもあれはホームレスではなかったかと思う。彼と目があった。なぜだか立ち呆けてしまった。すると、なにか声をかけてくる。とくに暴言の類ではなかった。数言のやりとりがあり、最後の言葉だけは覚えている。「兄ちゃん、頑張り過ぎんなよ」。笑ってしまうね。

 それから、私はダラダラと時間を引き延ばしたが、まあ逃げるだけで勝てるのは絶対的な強者だけだ。進級が危うくなりそうな9月末に教室へと戻った。それからの話は不要であるからここでは省こう。書くべきは、千葉競輪場についてのことだろう。

 千葉競輪場は、たしかに寂れた場である。施設の古さも否めない。だが、全てがくたびれているけれど、それは決して惨めったらしいものではない。500バンクの長い直線は加速がつくので、選手が眼前を通過するその際、空気を掻き分ける音がはっきりとわかる。まばらで高齢な客たちだが、スタンドはホーム前以外は閉鎖しているため密度はそれなり。レース毎にワイヤワイヤとあること無いことを喋るとこれでけっこう賑やかである。「ちきしょー、8番だよ」などと、悔しがりながら一人の青年が明るい顔で歩いて行く。常連だろう人が、やはりそれに声をかける。彼らにとっては、いつものことなのだろうと思う。

 食堂も値段は良心的だし、フワ串などは甘みの強い味つけが嬉しい。休憩所を改装したらしき「競輪大学」内には千葉支部が誇る栄光の歴史が並べられ、その隅で営業する食堂「ひまわりカフェ」では手作り感のあるつまみが楽しめる。「おいちょっと、お姉さん方。水割りを1パイ」と声がかかると、中にいた婦人4名が一斉に応えたのには笑ってしまった。今は記念くらいしか開かないようだが、本格インド料理とカレーを楽しめる店もある。まあ、外の売店でビールを頼むと、待ってましたとスーパードライの缶を開け始めるのは、できれば見えないところでやって欲しいが。

 さて、そんな愛すべき千葉競輪場だが、施設の老朽化もあってもう何年も前から閉場の話がでていた。ところが先日の報道によれば、250mの国際規格バンクとして再整備する方向とのこと。ひとまず完全消滅は避けられそうである。今の競輪場内の明るく呆けたような雰囲気が変わってしまうのか、それとも皮だけ新装してあんがい中身は古い熟酒のままなのか。様々な立場があることと思うが、いずれにせよ私はこの競輪場を大事にしよう。

 なにより、今の私が見た千葉競輪場に、あの日のホームレスはもういない。

f:id:glay222:20170803054054j:plain

(2017.7.30)

f:id:glay222:20170803054129j:plain

(2017.7.30)

f:id:glay222:20170803054156j:plain

ひまわりカフェ「特製醤油ラーメン」400円(2017.7.30)

f:id:glay222:20170812191952j:plain

メインスタンド2階特別観覧席(500円)売店(2017.8.12)

f:id:glay222:20170812192228j:plain

専門紙は赤競のみ(2017.89.12)

千葉競輪場 東京中日スポーツ杯争奪戦 FⅠ

●初日
1R A級予選 16.5-14.4-15.9(16.5-30.3=46.8) 追 追 乗 / 9 9
2R A級予選 18.6-14.9-15.5(18.6-30.4=49.0) 追 差 乗 / 5 5
3R A級予選 18.6-15.7-15.3(18.6-31.0=49.6) 追 差 マ / 6 6
4R A級予選 16.8-15.5-15.4(16.8-30.9=47.7) 差 差 乗 6 7 4
5R A級予選 17.3-14.6-15.3(17.3-29.9=47.2) 追 追 捲 2 8 8
6R A級初特 18.0-14.6-14.6(18.0-29.2=47.2) 捲 乗 追 / 8 8
7R S級予選 18.5-14.4-14.9(18.5-29.3=47.8) 差 追 逃 / 3 3
8R S級予選 19.9-14.6-14.6(19.9-29.2=49.1) 捲 乗 差 / 7 7
9R S級予選 17.8-14.2-14.6(17.8-28.8=46.6) 差 捲 先 / 3 3
10R S級予選 18.3-14.3-14.4(18.3-28.7=47.0) 追 乗 捲 / 9 9
11R S級初特 16.2-14.8-15.1(16.2-29.9=46.1) 追 追 差 6 6 6